胃がんの初期症状で使われるお薬は?

 

初期症状であるステージⅠでは、一般的に内視鏡手術や腹腔鏡下手術により、がん細胞を切除していきます。手術以外では、化学療法として抗がん剤治療(薬物療法)があります。

 

抗がん剤という言葉は、みなさんご存知かもしれませんが、がんに作用する薬です。がん細胞を殺したり、増殖を抑制したりするものです。

 

今回は、「2004年 胃がん治療ガイドラインの解説」で詳しく述べられていましたので、ご紹介します。

 

がんで用いられる抗がん剤は

 

・手術ができない程に進行している

 

・手術後に再発予防のため使用する

 

・手術前に使用し、胃がんを小さくしてから、がん細胞を切除する手術を施行する

 

上記の3種類の用途があります。3つ目に述べた手術前の使用では、現在は試験段階であり、研究が行われている最中であるとのことです。

 

胃がんに効果のある抗がん剤はいくつかあるようですが、現段階では、抗がん剤のみの使用で胃がんを完治することは難しいとされています。

 

抗がん剤を1種類のみで使用する方もいれば、複数の薬を用いて行う場合もあります。

 

主な抗がん剤として

 

・5-エフ・ユー

 

・マイトマイシンC

 

・メソトレキサート

 

・シスプラチン

 

・イリノテカン

 

・パクリタキセル など

 

様々な種類があります。

 

抗がん剤を利用して、がん細胞の増殖を抑えるということは、副作用も伴うため、身体に大きな負担も生じます。抗がん剤は、がん細胞だけを攻撃するのではなく、正常な細胞ま

 

でにもダメージを与えてしまいます。そのため、自覚症状のある副作用として、食欲低下、吐き気、下痢、口内炎、手足の腫れなどの症状がみられます。また、目には見えない部分

 

として、白血球の減少、貧血、肝機能・腎機能の低下などの採血結果に異常が生じることもあります。この副作用は用いる薬の種類で異なり、また個人差も生じます。採血結果で

 

明らかになる副作用もあるため、定期的に採血を行わなくてはなりません。

 

なお、身体が弱っていることが著明であること、肝機能・腎機能が弱くなっている、感染症が考えられる可能性がある場合などでは、抗がん剤の使用はできないことがあります。

 

抗がん剤の使用の際には、現在の身体症状と照らし合わせながら、主治医と相談して決めていく必要があります。

 

 

胃がんの初期の倦怠感ってどんなもの

 

「今日は体が疲れているな」と感じることは誰にでもあるかと思います。

 

胃がんの症状として現れる倦怠感も、「疲れているな」と感じることがあります。しかし、これは、がん細胞が肝臓に転移している可能性があります。

 

がん細胞からの出血により、貧血が起きたり、倦怠感が生じます。また、たくさん食べたとしても、がん細胞に栄養を吸収されることもあり、痩せたり、倦怠感がみられます。

 

この倦怠感を放置していると、徐々にがんは進行していき、様々な症状が出現してしまいます。

 

 

胃がん初期の血便について

 

がん細胞が大きくなると、出血がみられます。そのため、便に血が混じることがありますが、出血が少量であるため、肉眼では血便と分かりにくいことがほとんどです。胃がんの

 

初期症状では、出血は少量であるため気づかれず、胃がんは進行していきます。

 

出血が徐々に増えていくと、血便というより、ドロっとした黒いタール状の便(タール便)がみられます。

 

なぜタール便が生じるのかといいますと、胃で出血し、胃酸などの影響で変性し、消化管から約50〜100ml以上の出血をしているからです。

 

なお、胃がんによる胃の内部による出血量が多くなると、口から溢れ出てしまうことがあるため、吐血の頻度も高まる可能性があります。

 

 

まとめ

 

胃がんの初期症状で用いられる薬として、抗がん剤があります。抗がん剤で、胃がんを完治することは難しいですが、がん細胞の増殖を抑制することができます。しかし、がん細

 

胞だけでなく、正常な細胞まで攻撃してしまうため、副作用が生じます。副作用には個人差があったり、薬の種類によって異なるため、抗がん剤使用時には主治医にどのような副

 

作用が生じるのか相談した上で使用していく必要があります。

また、初期段階で生じる倦怠感は、胃がんが肝臓に転移している可能性があります。がん

 

細胞が出血することで、貧血と供に倦怠感が生じ、単なる身体の疲れと思いがちになってしまいます。放置しておくと更にがんは進行してしまいます。

 

胃がん初期症状での血便では、少量の出血の血便では肉眼で気づきにくいですが、出血量が増加し、タール便が排出されます。なお、タール便を生じた際には、吐血にも注意する

 

必要があります。