胃がんの初期症状の発熱

胃がんの症状に発熱は必ずしも伴うとは限りませんが、がんでも発熱することはあります。がんによる熱は3日以上続くことが多く、高熱であったり、微熱であったりすることもあります。

がんの中でも、悪性腫瘍により起こる発熱があり、これを腫瘍熱といいます。がん患者は、様々な原因により発熱することがありますが、感染症によって発熱することが

多いですが、腫瘍熱による発熱も多いです。Changという方が以下の診断基準を満たす方を腫瘍熱であると診断できるとしました。

 

・1日1回、37.8℃以上の熱が出る
・2週間以上発熱が続く

・身体所見や各種培養検査や画像検査で感染が否定されている
・薬剤熱や輸血による反応が否定されている

・適切な抗菌薬を7日以上使用しても改善はない
・ナプロキセンにより解熱している

腫瘍が大きい、他臓器に浸潤、細胞が死んでいく場合、寒気を生じることは少なく、たまたま体温を測ったら高熱が出ていたというケースもあるようです。

どんな時に吐き気がするの

吐き気は、私たちにも起こるものです。では、胃がんの場合、どのような時に吐き気が生じるのでしょう。

・抗がん剤による副作用
・放射線療法による副作用

上記が考えられます。
抗がん剤による副作用についてご説明します。抗がん剤を使用することで、吐き気を催す

嘔吐中枢という部分が刺激されるため、吐き気が生じます。抗がん剤による吐き気は、3つに分かれます。

・急性の悪心
抗がん剤を使用した後、24時間以内に出現するものです。

・持続性の悪心
抗がん剤使用後の翌日に現れることや、数日後に現れることもあります。

・予期性(心因性)の悪心
抗がん剤による不安が強い場合に起こりやすい、精神的なことが原因で起こる吐き気です。

放射線療法とは、手術と同じように、がんとその周辺のみを治療するものです。手術と異なり、臓器を摘出しないため、胃がんの場合、胃が残ったままですので、治療前と同じよ

うな生活を送ることができます。

 

しかし、体内の細胞が反応し、吐き気が起こることがあります。
・放射線療法を行なっているとき

・放射線療法終了直後
・放射線療法が終了してから半年から数年経過したとき

上記の時に副作用が起こるといわれています。これらは2、3日程度で吐き気は治まります。

胃がんの初期症状は皮膚に表れるか

胃がんなどの悪性腫瘍により皮膚症状は現れます。

首、脇の下、股のつけ根などの間擦部は、圧力がかかりやすく、擦れる刺激を受けやすい

部分です。悪性腫瘍では、この間擦部が黒ずみ、皮膚が厚く、ザラザラとした状態になることがあります。このような状態は胃がんが進行しているため、皮膚に症状が現れ、進行

性の胃がんの可能性があります。

 

また、まぶたにも症状が現れることがあります。胃がんの場合、まぶたに赤みが生じます。一般的にまぶたに赤みがある場合、アレルギーを起こしていることが多いです。通常はか

ゆみが伴い、皮膚もポツポツしています。がんによるまぶたの赤みは、皮膚の表面でなく、皮膚の奥で炎症を起こしているため、かゆみは伴いません。がんにより免疫細胞が皮膚の

細胞を誤って攻撃してしまうため、かゆみが起こらないのです。

胃がんが進行することで、皮膚に症状が現れてしまうことがあるため、医療機関を受診する必要があります。

まとめ

がんにより、発熱を引き起こすことがあります。感染症による発熱もありますが、腫瘍熱も生じます。高熱が出ていると自覚はなく、たまたま体温を測ったら熱が出ているという

ケースがあります。腫瘍熱が生じた際には、手術や化学療法(薬物療法)により解熱します。

がんによる吐き気は、誰にでも起こるものではなく、抗がん剤や放射線療法の副作用で生じることがあります。抗がん剤の副作用による吐き気は、抗がん剤を使用した直後、使用

から数日後、精神的により起こるという3つに分類されます。放射線療法の副作用による吐き気は、放射線療法を行なっている時、放射線療法の直後、放射線療法が終了し、半年

から数年後に現れます。

胃がんは皮膚に異常をきたすことがあります。皮膚が黒ずみ、厚みを生じ、ザラザラしてしまうことがあります。また、まぶたに赤みを生じるものの、かゆみは伴わないこともあ

ります。胃がんによる皮膚の異常は、進行性の胃がんの可能性があるため、医療機関を受診した方がいいでしょう。