胃の大きさと形とは

成人で大体1.5Lほどに広がると言われています。これ以上は一応この2倍まで膨らむと言われていますが、食べたものは2~4時間ぐらい胃に残っています。そのため2時間の食事の間に食べることが出来るのは3リットルまでが限界です。

 

胃の最大の大きさというのは人によって異なってきますが、空腹時の胃の大きさというのは片手の拳くらいの大きさで、容積にすると100ミリリットルほどです。飲み物を飲んだり、食事をしたりすることによって、この拳くらいの大きさの胃が1.5~2.5Lほどまでに広がります。

中身がない状態では、胃の内側の壁はひだを作って縮んでいる状態で、食後に食べ物でふくらんだ状態のときで、お腹の前に張り出したのが感じられるぐらいに膨らみます。

胃の場所はへそとどのくらいの位置

胃はへその少し上、肋骨の下くらいにあります。そこが胃の終わりのほうであり、そこから右に向かっていき、小腸の始まりである、十二指腸へとつながっていきます。

 

反対に胃の入り口はそこから左上のほうにあり(左の肋骨の下のほうですね)、そこまでが胃です。この先は食道になります。

食道から食べ物が胃に流れ込んできて、胃で消化を受けて、小腸に入っていくわけです。

ところで、逆立ちしても普通、食べ物は逆流しませんよね。これは胃の入り口と出口に輪っか状の筋肉があり締め付けることができます。この筋肉によって、逆流もしませんし、適度なスピードで小腸に食べ物を送り込むことが出来るわけです。

胃の後ろ、背中側には膵臓があります。膵臓はタンパク質を分解する酵素を十二指腸に繋がっている管から出します。あとは食べ物を食べた後に血糖値を下げたりしますね。

胃の右上には、肝臓があります。肝臓は小腸で吸収した栄養がまず運ばれてくるところで

あり、栄養を蓄え、必要な時に分配します。またアルコールを飲んだ後や、薬を飲んだ後に、それを分解する、すなわち体にとっての毒素を分解するところでもあります。とまぁ、肝臓はキリがないくらい色々な仕事をしている臓器です。

胃の下には、大腸、小腸の順に腸があります。腸は、お腹の中でぐるぐると折りたたまれているので、このような順番になっています。小腸は基本的に栄養素を吸収するところです。大腸は最後に、水分を吸収するところです。なので、お腹を壊して大腸の働きが悪くなると、下痢になるわけです。

胃の場所は左右で位置的には違いはあるの?

上でも述べたように、胃は少し左側によっています。そして、中にはすごく下に伸びてしまっている人もいます。胃下垂という言葉を聞いたことがありますか?それがこの状態です。
図で見るとこんな感じです。

https://yo-tsu.org/ikasui.html

食事をすると、胃が収縮することで食べたものを十二指腸に送ります。胃下垂になると、この胃の蠕動(ぜんどう)運動が弱くなります。そのため食べ物がうまく消化されずに胃の中にたまりやすくなります。ひどい胃下垂の場合だと、消化能力が正常な胃の1/3程度にまで下がるとも言われます。

 

この影響で、食後の胃もたれ、げっぷ、吐き気、お腹の張り、満腹感による食欲不振、腹痛や腰痛といった症状が現れてきます。消化不良によって栄養が不足すると肌荒れなども見られます。
また、消化を助けるために胃が胃酸を大量に分泌するようになるため、胃炎胃潰瘍を併発することもあります。

俗に「胃下垂の人は食べても太らない」と言われますが、これは消化不良によって食べ物の栄養が十分に摂取できないことや、膨満感を感じやすいことが理由と考えられます。

 

胃が下がる原因

胃は周囲を脂肪や筋肉で支えられています。胃のまわりの脂肪が少なく、腹筋や背筋などのお腹まわりの筋肉が弱いと、腹部の圧力が低下して胃を支える力が弱まります。そのため胃下垂は特にやせ型で長身の人に多く見られる傾向があります。
ここに精神的ストレスや疲労、暴飲暴食など、胃の消化を悪くする要因が加わると、より発症しやすくなります。また、腹部の手術や出産を繰り返した場合に起こることもあります。

同様の理由から、胃下垂の人には腎臓や腸などの他の内臓下垂(腎下垂、腸下垂)が同時に見られることも少なくありません。