逆流性食道炎の症状とは

逆流性食道炎は胃酸や消化中の食物が食道へ逆流することによって炎症が起き、胸やけや喉の痛みなどの症状が起こります。胸やけや喉の痛みをはじめ、声枯れや咳、夜眠れないといった症状までみられます。中にはあまり症状を感じない患者さんもいます。

 

  • 胸やけ・呑酸

とくに食後に起こり、胃酸や胃の内容物が食道に逆流して、胸のあたりが焼けるような感じがします。呑酸は胃酸が口まであがってきて酸っぱいです。

 

  • 胸の痛み

主に食事を摂取した後に痛みを感じやすいです。食後に胸骨の裏あたりに痛みを感じたら逆流性食道炎の可能性があります。

症状が重くなると咳が出ることがあります。

胃酸が食道へ逆流する際、食道ではなく、気管に胃酸が流れ込むことによって咳が出てしまうのです。

 

  • 喉の違和感、声が枯れる

胃酸が逆流することによって喉が刺激を受け、喉がしみたり、痛みを感じたりします。食道が刺激を受け、炎症を起こすことによって声がかすれたりすることもあります。

 

逆流性食道炎の症状チェックシートはこれ!

 

下記の項目で当てはまるものがありますか?

 

下記の例は逆流性食道炎の代表的な症状でもあるので当てはまる場合は早めに消化器内科を受診することをおすすめします。

3つ以上当てはまる方は特に注意が必要です。

食後に胸やけがする はい いいえ
食後に胃がもたれることがある はい いいえ
酸っぱいものや苦いものがあがってくることがある はい いいえ
ゲップがよく出る はい いいえ
胸がしめつけられるような感じがする はい いいえ
咳がよく出ますか はい いいえ
喉がヒリヒリすることがある はい いいえ
お腹がはることがある はい いいえ
食事の途中で満腹になることがある はい いいえ
喉がつかえるような感じがある はい いいえ

咳はこの治療薬が一番効く

 

 

苦しい咳をどうにか止めたくて、つい市販薬に手を出してしまいそうになりますよね。しかし、逆流性食道炎による咳は胃酸が気管に流れ込むことによって起こっているのです。その原因を理解したうえで薬を内服しなくてはなりません。

 

逆流性食道炎による咳を治すには胃酸分泌抑制薬が一番効果的です。咳の原因となっている胃酸の分泌を抑え、胃酸の逆流を防ぐことが一番良いのです。

 

胃酸分泌抑制薬には「プロトロンプ阻害薬」と「H2ブロッカー」の2種類が主に使われますが、特にプロトロンプ阻害薬が胃酸分泌を抑えます。

 

代表的なプロトロンプ阻害薬としては「タケプロン」が有名でよく使用されていましたが、近年では「タケキャブ」という後継の治療薬が開発され、使用されるようになりました。タケプロンの欠点を補う新たな治療薬です。

 

現在この「タケキャブ」が一番効果的だと言われているのです。

 

まとめ

 

胃酸や胃の内容物が食道を逆流することによって様々な症状が出てきます。セルフチェックで気づくこともできるので早めに症状を把握し、治療を行っていきたいですね。

 

逆流性食道炎かなと思うことがあればすぐ消化器内科を受診し、適切な治療薬を内服するようにしましょう。