逆流性食道炎を放置したりいつまでも繰り返してしまうと、食道への慢性的な炎症やダメージが蓄積し発がんリスクが高くなってしまいます。

 

食道がんと逆流性食道炎の症状は似ているものが多いため、胃カメラなどで精密検査してみないと確定診断はつけられません。

 

 逆流性食道炎はどれぐらいで治る

 

逆流性食道炎の治療は主に内服治療がメインとなりますので、長い目でみていく必要があります。

ある看護師さんのお話では、自身の生活習慣から改善し薬もきちっと内服された人では早くて1か月、重症度にもよりますが3ヵ月や半年、1年以上治るのに時間がかかる人もいたそうです。

 

治療は薬や手術などに頼ってばかりでは、完治にいたりません。

生活習慣を改善し再発予防に努めること、お医者様の指示を守る必要があります。

逆流性食道炎は突然というよりじわじわと徐々に症状が出る病気なので、すぐに病院に行く人は少ないでしょう。

 

定期検診や人間ドックで見つかる人もいます。

病気になったことをきっかけで健康維持が大切だと気づく人は多いのです。

 

 

 逆流性食道炎が食道がんになる確率

 

欧米では食道がん患者の50%がバレット食道がんになっているそうです。

バレット食道とは、食道炎など慢性的な炎症が続くことにより、食道の粘膜が胃の粘膜の細胞に変わってしまう現象です。

 

このバレット食道により胃や食道の細胞ががん化することがあります。

バレット食道から発がんする確率は5~10%と低めですが、逆流性食道炎患者が増えるにつれバレット食道がんも増加していくと考えられます。

下図で白くなっている部分がバレット食道で胃の粘膜化しており出血もしている状態です。

引用元:http://rokushin.blog.so-net.ne.jp/2011-11-19

日本ではまだ少ないですが、食の欧米化が進んでいることや若い患者さんが増えていることから、今後日本でも増えてくる病気と捉えてもいいでしょう。

 

逆流性食道炎はくり返しやすい病気ですので、再発予防は発がん予防にもつながりますね。

 

 

 逆流性食道炎と食道がんとの違い

 

逆流性食道炎の症状は胸やけやげっぷが多くなる、のどが痛いなどが挙げられます。

食道がんにも同じような症状が出ますが、大きな違いとして血の混ざった痰が出たり血を吐いたりすることもあります。

 

血の色も鮮やかな赤色のものと黒っぽいものとあります。

鮮やかな色の方は胃液で酸化されていないので胃以外の場所からの出血かもしれません。

 

黒っぽい血は胃液で酸化されて出血した可能性があります。

いずれにしても早期受診が必要な状態です。

 

 

 まとめ

 

逆流性食道炎は本人の努力次第で、1か月でも数か月でも早く完治することが期待できます。

ずるずると長引いている人は今一度何を優先すべきか考えてみましょう。

 

生活習慣を見直し正しい方に切り替えることは容易ではないでしょうが、発症予防にも再発予防にもなりますので自分にとっては必ずプラスになります。

 

逆流性食道炎などの慢性的な食道のダメージは、バレット食道になる可能性が高く、バレット食道がんとして発症する可能性が高いことが分かりました。

 

食道がんは慢性的な炎症やダメージの蓄積で、食道粘膜の細胞ががん化してしまいますので逆流性食道炎は食道がんの発がんリスクになる可能性があるのです。

 

欧米では5割がバレット食道による食道がんと言われています。

日本ではまだ少ないですが、欧米化が進んでいる日本でも今後多くなってくるかもしれません。

 

身体あって自分のやりたいことができるのです。

ご自分を大事にしてくださいね。